ランドセルの素材

ここでは、ランドセルの素材についてご紹介致します!!

ランドセルの素材には、大きく分けて、天然皮革と人工皮革があります。天然皮革には、

  • コードバン
  • 牛革

がある。 コードバンは、馬のお尻の部分の皮をなめした革のことで、1頭の馬から2枚しか取れないという貴重な皮なので、値段もそれなりで、皮としては高級なものであり、ランドセルの素材としては最高級なものとなる。コードバンは、とても丈夫で、牛革の3〜5倍の強度があると言われている。
コードバンの良さは使い込むと出てくる独特の光沢と風合いと言ってもいいでしょう。ランドセルに使うのにはちょっともったいないくらいの素材である。

牛革はバッグとしてはスタンダードな素材ですが、その加工方法により様々な風合いがあるので、一口に牛革と言ってもツヤありやツヤ消しの加工の有無、型押し加工の有無でも見た目が変わってくる。

人工皮革の代表 クラリーノ

人工皮革の代表として挙げられるのが、クラリーノ。「クラリーノ」という名前を聞いた事のある方は多いのではないでしょうか。「クラリーノ」は繊維の会社であるクラレが開発した人工皮革です。クラリーノ以外の人工皮革では、帝人の「コードレ」、カネボウの「ベルエース」などがある。

昔は、ランドセルは牛革製のものが主流でしたが今では完全に逆転していて、クラリーノ製だけで市販のランドセルの7割を占めていると言われている。クラリーノは大変優れている素材で、ランドセルのほかに靴やスポーツ用のボールなどにも使われています。

  特  徴 説  明
牛  革

○頑 丈

○馴染みやすい

○採れる量が多い

牛革はとにかくとれる量が多い上に、部位による革の品質差が他の動物に較べて小さく、丈夫でしかも仕上がりも美しいために昔から広く使われてきた。そのため、同じ牛革でも牛の成長にともなう重さ、年齢、性別、飼育された場所、屠殺時期などによって大きく革の性質が違い、何種類にも分類される。

なおランドセル用の牛革には、生後3〜6ヶ月以内に去勢された、2才以上のオスの成牛「ステア」の革が多く使われており、当工房で最も人気のある素材「総牛革」も、ステアがベースの素材。

コートバン

(馬の尻皮)

○繊維が超緻密

○磨くと美しい光沢

○固くて重い

○希少なため高価

馬革は牛革と比べて繊維構造が粗く、薄くて摩擦抵抗にやや劣り、主として子供靴や裏革等に使われる。但し、「コードバン」と呼ばれる馬のお尻の部分の革は、とても繊維が緻密で丈夫でランドセルや高級靴にしばしば使われる。もともとは農耕馬のお尻の革だけを指していましたが、現在では単に馬のお尻の革を指していうことも多い。

タンニンで鞣され、磨くと鏡のように美しい光沢が出てくる。ちなみにコードバンはお尻の部分でしか取れないので、一頭からランドセルの蓋2枚分しか取れず、ゆえにとても希少で高価な皮革素材。

人工皮革

○均質、軽量

○型崩れをしにくい

○価格が安い

人工皮革の特徴は、不織布(繊維を薄い層にし、繊維の絡み合った接点を合成樹脂などの接着剤で結合させた布)をベースとし、合成樹脂層に非常に微細な連続した気孔が多数存在する事にある。

ランドセル用の人工皮革は、表面にウレタン樹脂層を塗布し雨やキズ等に強い加工が施してある。
ランドセル用の人工皮革としてはクラレのクラリーノ、帝人のコードレ、カネボウのBELL BIO・ベルエース等が広く知られている。 なお人工皮革は織布をベースとする合成皮革とは全く異なる素材。

天然皮革製でも合成皮革製でも、表面の着色された部分は同じウレタン層です。ウレタン層はとても雨に強く、色落ちもない。またウレタン層を厚くすると、とても傷に強くなる。

販売員の方はよく「高いから丈夫」という言い方をしますが、、実際には価格と耐久性にはほとんど関係ない。クラリーノ(人工皮革)は、品質がとても良くなってきており、雨にも強く耐久性も問題ない。クラリーノランドセルも、背中の部分や体に密着する白い部分には、汗等の吸水性に優れている牛革を使用してあるものが多くある。

天然皮革は使い込むと、少しずつ風合いが出てくると共に型くずれが生じてくる。一方、合成皮革は使い込んでも繊維が変化をしにくいので、風合いは出ませんが、型崩れはしにくいという特徴がある。いつまでもピカピカがいいか、使い込んだ感じのするランドセルがいいか、お好み次第ではないでしょうか・・・・。

表面加工について

素材ではなく、皮の表面加工についても少しお話し致しましょう。ランドセルの皮には表面に色々な加工を施したものがある。代表的なものは光沢の加工。

ランドセルでは皮に光沢を出して表面をピカピカに仕上げる場合と光沢が出ないように表面のツヤを消して仕上げる場合がある。ツヤありの場合は、ピカピカしていて綺麗なのですが、手入れをしないと手の跡がくっきり・・・なんていうこともあるので、まめにお手入れをできるお子さんには向いているかも・・。
そんなお子さんをお持ちなら「長く使うために心掛けたいランドセルの手入れ方法」ページが役立ちます!

反対に、つや消しタイプの場合は、表面に光沢がないので、新品でも新品らしく見えないというデメリットはありますが、傷がついても目立ちにくく、汚れも目立ちにくいのでお手入れをまめにしなくても構わないというメリットもあるので、活発な子供向けと言えるかもしれませんね。
また、型押しの加工のランドセルはあまり見かけなくなりましたが、これも傷が目立ちにくいというメリットがある。

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